植物のエネルギーが引き合わせたフランスとの出逢い。
不調の根本にアプローチする
「ジェモセラピー」を日本に広めたい。

匠STORY

植物療法士 | 盛山 葉子

盛山 葉子 (もりやま ようこ)
植物療法士
(一社)日本ジェモセラピー協会代表 / 植物療法サロン リンド オーナー

プロフィール

新潟県の神社の長女として生まれる。2011年、植物療法のひとつであるジェモセラピーと出会ったのをきっかけに、アカンティス社(フランス)のジェモセラピー研究所と提携し、日本初の独占販売代理店となる。オーガニック先進国フランスで植物エッセンスの分野では No.1のシェアを誇るABマーク認可HERBIOLYS(エルビオリス)ブランドの日本総輸入元を担う。さらに、体系化されたフランスのジェモセラピスト育成教育も導入し、日本初のジェモセラピースクール「日本ジェモセラピーカレッジ」を創設。予防医学に基づいたカウンセリングを行うジェモセラピストを育成している。さらに植物療法サロンリンドでは個人コンサルティングを行っている。

Story

 

――日本では未だ先駆けの植物療法、「ジェモセラピー」との出会いについてお聞かせください。

もともとは、「フラワーエッセンス」というお花のエネルギーを水に転写したものを飲むことで、心に働きかけていくセラピーの個人セッションサロンをしていました。その時にいらしていたお客様がフランスと日本を行き来する通訳の方で、「夏休みはフランスに行くので、次に会えるのは秋になるわね」と話をしていたんです。その際何気なく、「新しいフラワーエッセンスを扱ってみたいからお土産で買って来てくれたら嬉しいです」なんてお話を冗談交じりに交わしたのですが、その方がそれを覚えてくださっていて。

 

1ヶ月後、「お土産買ってきましたよ」と、たくさんのエッセンスをスーツケースから取り出してくれたんです。色々なブランドのものがあって、試し飲みをしたのですが、忘れもしません…3つめに選んだものを飲んだ瞬間、”胸がスッとし、気持ちが解放されたような感じ” がしたんです。フラワーエッセンスの体感する感覚とは違い、その時の感覚はこれまでに経験したことのないような、一気に気持ちが楽になるような、とても不思議な変化だったんです。

 

――へえ、、、何が入っていたんでしょう?

後になって、それには「カシスを発酵したもの」がベースに入っていることがわかりました。「発酵」というキーワードにもピンと来るものがあり、そこでもう直感的に「私はこれを輸入したい」って心が決まったんです。それこそが現在取り扱っているフランスでNo.1のシェアを誇る「エルビオリス」のジェモエッセンスだったんです。

 

――お客様との何気ない会話がきっかけって、なんだか不思議な出会いですね。

そうなんです。丁度その次にいらしたお客様が子宮筋腫を患っていて、出血もありあまり良くない状態とのことだったので、先ほど頂いたばかりのエッセンスで「女性に」と表記されているものをお渡ししました。そして2週間後、出血や痛みがなくなったとご連絡を頂いたんです。とても体調が良くなったので、もう1本頂けないかと尋ねられ、もうひとつのエッセンスをお渡ししました。そしたらまた2週間後に電話が来て、「病院に行ったら、手術をしなくていいと言われました!」という報告が来たのです。さらに17個あった子宮筋腫が5個になり、ゴルフボールほどの大きさだった筋腫が小さくなったと言われたそうで。そんなことがあるのかしら!?という感じですよね。

また、同じ頃、喘息のお客様がいらして、長く続いていて何を試しても治らないと困っていました。そこで「デトックス」と表示されたものをお渡ししました。すると翌日、「夜中に痰(たん)が沢山出たと思ったら、朝から咳が出なくなったの!」とメールをいただきました。その後、さらに嬉しいことに、そのお客様の喘息は治ったそうなんです。他にも、体の調子が良くなったという連絡を多く頂きました。

 

――体に関する、驚きの報告が立て続いたわけですね。

はい。フラワーエッセンスというのは本来に働きかけるものなので、ここまで身体に効くとなると、私もさすがに気になりました。そこで、エッセンスの製造元となるフランスの「ジェモセラピー研究所」に直接コンタクトを取ることにしました。「このエッセンスを飲むと心だけでなく体調が良くなるのですが、それは何故ですか?」と聞いてみたところ、「いやいや、これはフラワーエッセンスとは違うんです。これは、ジェモセラピー” といって、薬用植物の薬用成分がちゃんと入っていて、身体面にも心にも作用するものなんです。フランスでは薬局でも販売していたり、医師が処方したりすることもあるんですよ」と教えてくれたんです。そこで、私が思っていたのとは全く違うものなんだということがわかりました。

 

――現地に直接電話して確認するとはすごい行動力ですね!ちなみに、フラワーエッセンスは日本でも販売されているんですか?

はい、フラワーエッセンスは日本でも販売されていますので、ご存じの方もいらっしゃると思います。当時も認知されていました。一方、「ジェモセラピー」検索しても全然ヒットしなかったんですよね、今でもまだ認知度は低いですが、当時は本当にまったく知られていない状態でした。そんな中で、ジェモセラピーの普及をスタートしたんです。その後、輸入するにあたって、フランス側に日本の規格に合った成分に一部変更するなど、本当に様々な問題をクリアするのが大変だったのですが、正式輸入するに至りました。

 

――すごい、、日本から突然コンタクトを取って、そこまでのやりとりになるとは。初めて話をしてから、どれくらいの期間で正式な輸入が決まりましたか

4年ほどかかりましたかね。長い道のりでした。やっとの思いで販売が開始した後も、突然輸入がストップするアクシデントがあったんです・・・その頃、世界中のジェモセラピーのエッセンスを購入して試し、比較してみましたが、その効果やエネルギーが全く違い、やっぱりエルビオリスブランドのものを取り扱いたいと改めて思いました。

そこで、「輸入したいのですが、こちらから直接購入していいですか」というメールを送りました。そして遂に、OK!」の返事を頂けたのです!今思えば、その長い交渉の間に世界中のジェモエッセンスを試したことで、改めてエルビオリスブランドの良さを確信することができた素晴らしい時間でした。

 

――きっと必要な時間だったんですね。何かうまくいかないなと思った回り道が、後に活きてくることってありますよね。そこで諦めてしまえばそこまでですしね。

その後ジェモセラピーカレッジを開校したきっかけは?

成分などの問題をクリアし、ようやく日本で正式に輸入販売ができることになりました。それからは、沢山のお客様から体調面でお喜びのご報告を頂けて。私たちも、もっとジェモセラピーについて深く勉強しなくてはと思いました。そこで、「もっとジェモセラピーを学びたいです」とお話ししたところ、ジェモセラピー研究所の方が「日本の方がジェモセラピーを知らないのなら、こちらで日本の方向けにテキストを書きますよ。そちらでスクールを開講できるようにしましょう」と。そこからジェモセラピーカレッジが始まりました。

 

――きっと向こうも、きちんと普及してくれるのならこの人たちに託してみたいと思ったのかもしれないですね。

そうですね。私も、ジェモセラピーは本当に良いものだからこそ、多くの方に使ってもらいたいという気持ちが強かったので、とても嬉しいお話でした。そのように始まったスクールを通して、たくさんのジェモセラピー講師の方が誕生しました。今後の目標は、ジェモエッセンスをご自身で使っていただき、ジェモセラピーを「体感していただくこと」です。より多くの方に、生活の一部として取り入れてもらえるよう努力し続けたいいと思っています。

 

――これからは体調が優れない時に、病院で処方された化学薬を飲むだけでなく、選択肢が増えていきそうですね。

「漢方」の概念が根付いてきたように、「ジェモセラピー」という薬を使わない天然の植物療法があるんだ、ということを知っていただいた上で個人が選択できる時代になりつつあると思います。

はい、その通りだと思います。例えば、風邪を引いた時に妊娠していたら、薬を飲みたくないですよね?体に負担をかけずに根本から症状を改善したい、そういうチョイスを必要としている人に届けたいという想いは強いです。

 

――確かに、そういうものが「ある」ってということ自体を知らない場合も多いですからね。最後に、今後取り組んでいきたいことをお聞かせください。

まず、「ジェモセラピー」を多くの方に知っていただき、体感していただきたいと思っております。日本ではまだまだ植物療法自体の認知度が低く、ジェモセラピーといってもご存知のない方がほとんどです。そこで、ジェモセラピーを知って体感していただき、いずれは皆様の健康増進や病気予防の一助になればと願っています。健康維持や病気の予防には、自分の体調や心の声を聞き、今どうすべきかを考えて対処するという「セルフケア」の意識を高めることが大切です。フランスでは、セルフケアのひとつとして植物療法が定着しています。

紀元前に始まった植物療法の中で、ジェモセラピーは50年の歴史と浅いのですが、水に垂らして飲むといった手軽さと、根本的な体質改善ができるという点、また西洋医学や他の療法を否定しない考え方において支持される方が近年急速に増え、世界レベルで注目されてきています。日本でも、ご自身でどの療法が最適かを自由に選んでいただき、自分にとって良いものを取り入れる。このようなセルフケアがひとりひとりに浸透していくのが私の理想でもあります。また、ジェモセラピーを広める活動は、植物と直接関わるシーンがとても多いです。その時、植物の力を頂いているという感謝の気持ちが生まれ、それが私たちの環境保護への取り組みにつながっています。

エルビオリスのジェモセラピーはその効果の高さと品質の高さから、今後ますます注目されていくと考えております。ジェモセラピーという植物療法を通して、セルフケアと環境保護の意識がより多くの方々に定着するよう願っております。

Message from Yoko Moriyama

ジェモセラピーカレッジとは、厳選された自然ハーブ植物療法により「不調の根本」を改善する予防医学考えから生まれた「ジェモセラピー」を学べるスクールです。「ジェモ」とは「植物の新芽」を意味し、「ジェモセラピー」とは新芽に含まれるエッセンスを水に垂らして飲むハーブ療法です。オーガニック先進国フランスでは、医師が処方し薬局で購入できるほど一般的に用いられています。

当スクールでは、カラダ本来の働きを回復させ、正しい状態に戻し、若々しく健康でいること、そしてそこから生まれる健やかな心や、はつらつとした生き方をサポートしています。 植物療法の本場、フランスエルビオリス研究所と提携し、日本で唯一の独占販売代理店としてジェモセラピーの普及とセラピストの育成を行う私たちだからこそご提供できるメニューをご用意し、お一人お一人の身体に深く関わるケアをしていきます。

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