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産前産後セラピスト | 山本亜希子

プロフィール

山本 亜希子  (やまもと あきこ)

産前産後セラピスト
Mama’sbody株式会社代表 / デリケートゾーンケア協会代表

3児の母。都内では初めての出張整体産後ケアセラピストとして独立開業後、3ヶ月で予約が一杯となり2ヶ月待ちの予約が取れないサロンとして口コミで話題となる。その後、保育士・看護師が常駐する、託児スペース付きサロンを目黒エリアにオープン。述べ2万人のママたちが通う人気サロンへと成長させる。自身の妊娠、出産、育児で感じた体や心の変化を機に産前産後ケアの重要性を知ってもらうべくマタニティセラピストとして活躍。都内某総合病院産婦人科病棟での産後ケアも担当している。

Story

妊娠中に体が辛くて立ち上げた、ママによるママのためのサロン。産前産後ケアやデリケートゾーンの重要性を伝えていきたい。

 

――産前産後ママに向けたサロンを作ろうと思ったきっかけは何ですか?

私自身が2人目の子供を妊娠していた時に自分自身の体が辛かったことがきっかけです。元々妊娠前は、化粧品の販売員をしていたのですが、常にハイヒールで立ち仕事ですので、腰痛や足のむくみがひどく、よくマッサージに通っていました。ところが、妊娠をきっかけに、大好きだったマッサージに通えなくなってしまって。妊娠中こそ体がつらいのに誰も助けてくれない…無いなら作ろう!って、その悔しさと悲しさが大きな原動力となりました。

 

――そうだったんですね。やっぱり妊娠中にマッサージを受けてはいけないものですか?

その当時は、妊娠中ケアをしたいと思っても断られることばかりでした。自己責任で受けると言っても、「何かあった時に責任が取れないので無理です」と決まり文句のように断られてしまい…どこに行っても同じ答えで、でも体が辛くて辛くて。そういったことから、実際に自分で勉強してみると、妊娠中のケア自体は身体に悪いわけではないことがわかったんです。もちろん、通常以上に気をつけるべき点はありますけどね。

 

――託児スペース付きサロンを実現させていった中で一番大変だったことはなんですか?

始めた頃は一人だったのですが、やはり仕事をしながら子育て、自分の時間、その両立がなにより難しかったです。ただ、意外と勤めていた頃よりも開放的な部分もあって。元々美容部員でしたので、子供が熱を出した時など女性同士の職場で人の目を気にしながらすごく帰りづらい雰囲気でした。でも独立してからは、緊急時にはお客様に事情をお話して、お客様もみなさんママですので寛大に事情を理解してくださり、おかげさまで自分の子供のことにも対応しやすかったです。本当にお客様に恵まれたことに感謝しています。

――立ち上げ当初1人で、ということは施術しながらお子様の様子も見ていたのですか?

はい。お客様のお身体を見つつ、横で赤ちゃんのお世話もする、という施術と託児の同時進行でした(笑)

 

――そうだったんですね! すごいバイタリティ・・でも、同じ頃ご自身のお子様もまだ小さかったわけですよね? そこはご家族の協力も得られたんですか?

いや、実は起業当初は家族みんなに反対されていて… それまで販売のお仕事経験しかなく、会社を辞めて初めての挑戦だったことと、0歳と2歳の子供がいる状況で、「なんで今新しいことをはじめるの!?」っていう・・もっともですよね(笑) 貯金もうかつに使えないため、初期投資もどこまで行うべきかすごく悩みました。

 

――そんな中どうやってスタートを切りましたか?

妊娠出産期で体験した“引きこもり期間”でいうのがすごくつらかったんですね。体調が悪くて外にも出れない。出産後も色々あって外出できない日々がしばらく続いたんです。そんな反動もあり、まずは「出張サービス」という形で、1人でお客様の家に道具なども持って行って、施術するというスタイルからはじめました。合間に子供のおむつを替えたり、あやしながら施術をしていましたね。

 

――出張施術を始めた反響は?

自分もそんな状況ですので、1日に施術できる人数は限られていたのですが、ありがたいことに9割以上のお客様にリピートいただきました。始めて3ヶ月後には、休みが取れない状態になってしまったんですよ。自分の時間が欲しくて起業したというのもあったのに、この状態はまずいなと。そこで、人を雇い始めたものの、スタッフの育成・マネジメントが大変でしたね。

 

――2人目の妊娠のときにご自身の体が辛かったことから起業を決意したとのことですが、1人目のお子さんの時は割と大丈夫でしたか?

1人目は24歳のときに出産したのですが、妊娠中も精神的、身体的負担はあまりなかったです。けれど妊娠中って色々と体のバランスが変化しますし、出産後はものすごく筋力が衰えるんですね。そこで筋力が回復しないまま2人目を妊娠したので、その時身体に痛みが一気にきました。精神的にも追い込まれて、涙が止まらない日々でした。そんな中ふと、「私と同じ状況にいるお母さんの悩みを解決したい!」って強く思うようになったんです。使命感みたいなものもあったと思います。

 

――産前産後のお母さんたちに特に多いお悩みは何ですか?

身体の「痛み」に関する悩みが多いですね。身体が痛くて眠れない。眠れないから身体も回復しない。けど子育てと家庭の仕事もしなければいけない。ほかにも、「母乳がでない」「子供のあやし方がわからない」など子育てに関する悩み、「夫とのセックスレスをどうすればいいか」など夫婦関係の悩みもあります。入り口は体の悩みが多いですけど、やっぱりしっかりと休めていない方が多いので、このサロンが「息抜きの場」になってほしいと思いますね。

――mama’s body salon に来て体のケアはもちろん、一人で抱えている悩みを誰かに話す、そういう意味でも大切な場所ですね。

本当にそう思います。あと…実は産後って「尿もれ」の悩みが多いんですね。出産で相当裂けますからね。でもそういうのって、病院で話しても「まーしょうがないですね、様子を見ましょう」ってなることが多い。

 

――まあ確かに、病院からしたら日常茶飯事でしょうしねえ・・出産という一大事に対する責任の方が大きくて。その後の細かなところまではケアできないですよね、きっと。

でもママさん一人一人にとっては、それってすごく大切なことで。その時しっかりケアしないと、そのままの状態が続いたりしてしまうんです。でもこんなこと、友達にも、旦那さんにも話しづらいじゃないですか。そういうのも誰かに話すことで心のよりどころになったり、知恵や情報を得ることで改善するものもあると思っています。

私が本当にやりたいのは、サロンに来て「あー気持ちよかった」と帰ってもらうだけじゃなくて、ママとしても、自分自身としても、気持ちごと前向きに明るい未来に向かえるようなサロンをつくること。大げさですけど、そんな風に思っています。

 

――山本さん自身のお人柄が、まさにそんな感じですよね。私もお話を聞いていて、すごく明るくて前向きな気持ちになれます。

今後さらに挑戦していきたいことってなんですか?

この8年間で、産前産後の女性約2万人のケアをしてきたんですが、骨盤は外側だけでなく内側からケアすることが大事と感じるようになりました。そこで、女性としてものすごく大事なところは改めて「膣」だなと。今すごく熱くなっているのは、「デリケートゾーンのケア」に関してなんですね。産後で言えば、セックスレスなども関連してきます。

なんでセックスレスになるかというと、産後「膣のゆるみから女性としての自信がなくなる」とか、「出産時に膣にできた傷口から怖くなってしまう」「夫への愛が冷めた」など様々です。産後は育児などで睡眠不足の状態も多いですし、睡眠欲が強まって性欲が減退することもあります。でも、ちゃんとケアしていればいずれはまた回復してくる。なので、抱え込まず打ち明けて頂くことで不安を和らげていきたいですね。

ーーなんとなく口にしずらかったり、クローズドな部分の「情報」を伝えていきたいっていうことですかね。

まさにそういうことなんです。デリケードゾーンのお話で言えば他にも。娘さんがいる方なんかは特に、思春期になって初潮が始まってくると、やはり大事な我が子の体を守りたいと思いますよね。そのために体の大切さを伝えたい。だからこそきちんと「性教育」をして伝えることも大事だと思っているんです。

 

――それ、本っ当ーーーに大事ですね。なんか日本て、そういうトピックを下手にタブー視してるところがあって。それによって間違った情報が蔓延しちゃってるところもありますよね。隠しすぎて、知らないから、知らないが故の悲劇だったり。

そうそう、本当にそうなんです。小さいうちから自分の身体の大切さを知っていれば、相手もきちんと選んで、予防できる被害もありますよね。それこそ私自身、膣やデリケートゾーンのケア・洗い方、うんちの拭き方なんかも37歳になって知りました(笑)  誰にも教えてもらう機会なかったですし。自分自身、知識がないことで自分の体に返って来てしまったので、娘に同じ思いをしてほしくないという想いは強いです。

それに、うちの家庭ってオープンにセックスの悩みを親にできる環境じゃなかったんですね。

 

――ほとんどの家庭がそうじゃないと思いますよ(笑)

でも、浅ーい知識と友達との情報で、なんとなく年齢と共に興味本位になっていくほうが怖いじゃないですか。正しい知識を広めるためにも、お母さんたちにまずは伝えていきたいんです。現状はオープンに話せる人、子供に伝えられるお母さんが少ない。だからこそ、何でもセックスについて話せる“近所のおばさん”のような存在になりたい。

それに産後ママたちも、結婚したらセックスレスになりやすいですからね。けれどセックスをしないと、膣が衰えてしまいます。だから色々な事情で旦那さんとはできないのならせめて、1人ですることも大事だとお話ししたりもします。膣まわりの筋力の衰えが、尿もれなどの悩みに繋がることもありますからね。

 

――なるほど、、おっしゃりたいことものすごく伝わりました。本当に大切な部分にも関わらず、世界でも類を見ないAV大国日本だからこそ、男性の願望がまちがった性観念を植えつけているところってありますからね。きちんと正しい性教育を母から娘に伝えられるように、まずはママたちに発信していきたい、と。

そうなんです。今はそういう「デリケートゾーンをケアできるセラピスト」の育成にものすごく熱くなっているところで、心身共に健やかな女性を、産前産後ママのケアを通じて、次世代にまで届けられるように、サロンを飛び出したワークショップなどにも力をいれているところです!

 

Message from Akiko Yamamoto

産後の骨盤ケアは今や常識となってきましたが、骨盤矯正をするだけではなく、妊娠中からのケア、産後は体の歪みを整えた後の筋力作り、そしてデリケートゾーンのケアもとても大切です。産前産後こそ、体のケアをする時間を大切にして頂きたいのです。

当サロンでは、別室託児スペースにて保育士・看護師がお子様を大切にお預かり致しますので安心して、ご一緒にお越しください。オモチャも豊富にご用意しております。また施術前後には授乳のお時間もご用意しております。外出が難しい場合はご自宅へ出張(都内限定)もしておりますのでお気軽にお問合せください。

 

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