紫外線とスキンケア

自然老化はたったの2 割。
お肌の衰えの主犯格は…

赤ちゃんの様なみずみずしいお肌でいたい。シミのない白く透き通ったお肌でいたい。

あれこれお手入れを試すも、歳を重ねるにつれてお肌の悩みは増えていくばかり…“こんなに頑張っているのになぜ?”そのお悩み、まずはお肌の「メカニズム」を知ることが、近道かもしれません。

実は、自然老化によるお肌の衰えは意外にも2割程度。なんと原因の8 割が『光老化』であり、加齢のせいと諦めていた老化の主犯格は紫外線と活性酸素(サビ)なのです。

では光老化に負けないお肌をつくるにはどうすれば良いのでしょう?

例えば、 栄養分たっぷりの身の引き締まった鮮魚を焼き上げようとすると時間がかかります。 でも、乾燥した干物は容易に焼け焦げて

しまいますよね。 お肌も、必要な水分や栄養がたっぷり蓄えられていれば紫外線や環境に揺らぎづらいのです。

 

紫外線対策に効果的な栄養分とは?

傷ついた細胞を正常化するビタミンA 、抗酸化ビタミン類(ビタミンC、ビタミンE、βカロチン)が代表的に挙げられます。特に自己再生能力を持つビタミンAと皮膚の抗酸化システムを強化するビタミンCは積極的に摂取する事をお勧めします。

 

■ 季節ごとの紫外線対策

「紫外線A波」は一年中、曇りでも室内でも注いでいるので、ビタミンAや抗酸化ビタミン類は通年での摂取が望ましいでしょう。夏は「紫外線B波」が強まります。 3~4月からぐんぐんと強まり、9月頃ピークを迎えるのでその前からB波に対応したケアを強化し始めることが大切です。ちなみに私は2月から対策し始めていますよ。

朝は日焼け防止、 夜は日中焼けたお肌修復のために、抗酸化ビタミン類が含まれたお化粧品をしっかりと塗布しましょう。食事から摂取する場合は、日光を浴びることで過剰な反応が生じる「 光毒性」 を避けるためにも夕方以降がおすすめです。

過酷な夏が終わる頃、厚くなった角質で毛穴詰まりやゴワつきを感じるお肌は、9月以降を目安に一旦リセット。マイルドピーリングや、ディープクレンジングで毛穴に溜まったゴミを取り除き、お肌に栄養が入りやすい状態を作ることで、冬の乾燥対策がスムーズになります。冬の乾燥対策には、ペプチドやモイスチャー系のケアがおすすめ。

ひとくちに乾燥肌といっても、水分不足によるものか、潤いを閉じ込める蓋の役目のクリームが足りていないのか、洗いすぎによって皮脂膜が過剰に分泌しているのか、など状態によってもケア方法は異なります。

まずはお肌のプロフェッショナルに診断をしてもらい自分のお肌の「癖や性質」を知ることが美肌への大切な一歩です。

 

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