個性はどのように潰されるのか?

先日、区の三歳児検診で

すごく不快な目に遭ったので

書き出させてください・・・

 

検診で言葉の発達度合いを

Dr.に問診される直前、

待合室には絵本が並んでおり

「ごほん〜ごほん〜」

と息子が手に取った瞬間順番が回ってきました。

今から読もうと思ったものを取り上げられたら

騒ぐのは明白なので、

「本持っていっていいですよ」

と言われた流れで席についた息子と私。

 

「今日は誰と来ましたか?」

というDr.の質問に対し

本に気を取られている息子は答えず。

「今日は何で来ましたか?」

に対して私が自転車を漕ぐ様子を見て

「bicycle」

と、めちゃ発音よく答える息子。

ちょっと怪訝な顔になる問診の医師。

実は息子は発語が始まる1歳数ヶ月頃から

何故か両親は日本語で話しかけているのに

アウトプットが英語優位になる特性があるのです。

 

多分きっかけはこちらが積極的に見せていた

英語教育動画の影響であったり、

私も時々は英語で話しかけたり

絵本を日本語で読んだ後

英語で読み直していたことだと思いますが、

そこからだんだんと、

息子自身がアンパンマンとかよりも

英語のチャンネルを好むようになり

3歳に至るまで

ほぼほぼ毎日英語チャンネルを見ているうちに

こちらもびっくりするほどに

英語力が向上し、

18歳から22歳までの約四年間、

米国留学していた私の単語力を

すでに追い抜きそうな勢いです。

特に動物や生き物の名前なんかは

もう完全に負けている・・・

 

ちなみについ最近までは

普通に公立の園に通っていて

全10回小1時間程度の英語レッスンを

受けたことがある程度です。

 

夫とは、

「パパ、ママ」

ではなく

「お父さん、お母さん」

と呼ばせたいね、なんて話し合い

その呼び名で常に接していたにも関わらず

結果的には本人が好んで

「ダディ、マミー」

と呼び始めるので、

もう本人が呼びたいようでいいかっw

となりました。

 

何か物を落とした時はOops!

咄嗟のリアクションもWow!

なので(笑)

夢まで英語で見ているようだし

時々日英まぜこぜで、ルー大柴みたいだし

これはこれで面白いからいいか

と伸ばしながらも、

最近は毎晩寝る前に

日本語で絵本を読んだりして

日本語力も向上し、

訛りも改善してきていました。

 

そんな英語優位な発語をする息子が

平均三歳児より日本語が拙いと指摘され

直前に渡された絵本に気を取られて

「今日誰と来ましたか?」

っていう質問にすぐ、答えなかったことで

むむ、なんか怪しいぞみたいになった。

 

(ちなみにその後別室では

ちゃんと「おかあさん」と答えました。

いつもは「マミー」だけど

相手は「日本語を喋る」と識別しての

おかあさん」という返答でしょう)

 

Dr.いわく

「英語優位なら英語優位で

Can I have~

Which one do you like~

など3センテンス以上の語彙力が欲しいところ。

それぐらい喋れますか?」

 

と言われ、

『いやそんなん喋れない大人ザラにいるよね?』

と理不尽な質問にイラつき、

なんかレッテルを貼られそうな流れに

焦ってしまいその場でパッと出ず

「うんと、、そうですね〜」

と思い出そうとしてるそばから

断ち切られ問診終了。

(家に帰ってからたくさん思い出したのに悔しいっ)

 

その問診時間ものの2、3分程度でしたが

そこでDr.から驚きの提案が・・

 

「もし良かったら隣のお部屋で

発達相談を受けられますので」

 

私→「・・は??」

「私は全く気にしていないし

日本語もちゃんと成長が見られている

発達相談は必要ないです。」

と伝えてるにも関わらず

隣の発達相談室に

半ば断れない雰囲気で通されることに・・

しかも、

「この後歯医者の予約を入れてるから時間がない」

と言ってるのにも関わらずお構いなしです。

この時点で検診全体の始まりから

2時間ほど経ち、15時を回っているので

お昼寝時間直前に早退してきた息子は

眠いし、お腹が空いています。

 

他の子の検診が終わるまで

15分ほど待たされている間に

「お腹すいた・・」

「お腹すいたー」

「お腹すいたー!!」

とだんだん大声を出し始める息子。

 

その様子をなんだか

「発達相談室待合いの子が大声を出している」

「やはりグレーなのでは?」

とでも言わんばかりの目で見る保健所職員たち。

(まあこれは私の妄想かもだけど・・w)

 

検診前に腹ごなしで食べさせた

あんぱんの味を思い出したのか

「パンやさんいこ!ここあけてー!」

「あんぱん!あんぱん!」

と階段前のフェンスを開けようとする息子。

『今騒ぐと発達グレーの点数加算

みたいになるからやめて〜』

と心の中で叫ぶ私。

 

 

そんなこんなで部屋に通されるやいなや

「今日はどんなことでお困りですか?」

から始まったので、

「いやいや、

困ってないって言ってんのに

時間もないって言ってんのに

あんたらが無理やり通したんだろうが」

を、一応大人なので丁寧語に直して返答する私。

 

保健師「息子さんこだわりは強いですか?」

 

私「こだわり・・は強いですよ。

恐竜が大大大好きで

ちょっとした特徴の違いも

100体近く識別してますしね」

と、

私は誇らしいこととして伝えたのですが

明らかに眉をしかめる保健所職員。

『むむ。100体。
それはこだわり強いぞ、要check』

と言わんばかりにメモを取ります。

(多分自閉症や発達障害の特徴として

こだわりの強さが挙げられるから)

「これはなあに?」

とパトカーや消防車を指差す職員に

「Police car!」「Fire truck!」

と嬉しそうに答えた息子の発音が良すぎて

保健所職員は聞き取れず

「え?え?」

「パトカー、ショウボウシャ」

と言い直す息子。

 

その後もここに書くに耐えないような

くだらない、杓子定規なやりとり、というか

全く求めてもいないのに

規定の質問集で

こちらをテストしてくるような様子に

終始イライラが募っていくのでした。

 

こちらが何か

育児や発達に不安を持っていて

相談を持ちかけているのならわかります。

でもたった数分のやりとりで

私は息子の「個性」

だと面白がっていた部分を

「他の子と違くてなんかおかしい」

みたいにカテゴライズされた気分で

非常に腹ただしい出来事でした。

 

そんなこんなで歯医者に遅れた帰り道

土日は満員の公園が今日はガラガラ。

当然遊びたくなるのが三歳児。

「じゃあ時間を決めてね」

と遊び始めましたが守るわけがありません。

 

でも私は夫が夜会食に出かける前に

息子と娘の風呂ご飯を終えたいので

そこそこに切り上げたく、

何度言っても遊び続けるしつこい息子に

だんだんと腹が立ってきました。

 

息子のしつこさはいつものことなのですが

今日の検診で受けた腹ただしさが

ずっと渦巻いていて

だんだんと普段と変わらない姿が

「さっき指摘されたことの証拠」

みたいに見え始めてしまった。

 

ようやく家に帰ってお風呂に入れると

お風呂大好き息子が

1時間近く出てこない。

これもいつもの光景。

だけど多分、

息子は私の中のイライラを察すると

天邪鬼のように

余計言うことを聞かないので

今日はいつも以上に出てこない。

わかっている光景なのに

これもひとつの証拠なのか?

と少なからず疑心がよぎるわけです。

 

結局しつこさに耐えかねて

ブチギレてしまったわけなんだけど

その苛立ちは

純粋に息子に対してだけじゃなくて

検診の医師や職員に対する苛立ちが

乗っかっていたと思うし、

他人の無責任な言葉によって

息子の行動を見るレンズが

少なからず曇らされてしまった

そんな自分にも

無性に腹が立ったんだと思います。

 

基本はとってもハッピー野郎で

頭も良く愛嬌たっぷり

恐竜を大量に識別し

天邪鬼で気分屋。

頑固なところもあるけど

納得するまで泣いたら

次の瞬間にけろっと

切り替えることもできる。

 

そんな息子の良いところと

三歳の男の子なら当たり前にある

イラつき行動。

でもそれは良いところと

紙一重でもあるのに。

 

その夜は手伝いに来ていた父にも

会食後帰ってきた夫にも

健診の場にいたわけではないので

いまいち私の苛立ちの切実度が伝わらず

話をしても

適当に宥められているような気がして

ますますイライラが募り、

父にも噛みつき

息子にも必要以上に強く当たってしまい

夫にも当たり散らしてしまい

影響を受けやすく

他人の言葉を深く分析してしまう

過敏な自分に

疲れ果ててしまったのでした。

 

まあこうやって言語化すると

自分のイラつきがなんだったのか

整理されるんだけど

今後も社会生活が進むにつれて

いろいろな意見は介入するわけなので

枠にとらわれず

何かに濁されず

他人の色眼鏡ではなく

子供自身にピントを合わせて

彼らの個性を潰さないことが

大切だなあと思ったのでした。

 

それにしても最近

発達界隈のラベルを貼られる

子供が多いなあと思ったら

こういう仕組みかと。。。

 

平均点が高いことを良しとし

大人が扱いやすい子供

=優秀な子

っていう没個性の教育を

進めてきた結果が

国力の低下を招いているんでしょうね。

 

下村 えり
美ノ匠プロデューサー/元パリコレモデル
バレー選抜日本一・国体準優勝

アスリート経験を持つ美容キュレーター
300件以上に及ぶ都内サロン体験や美容家取材を元に、「これはおすすめ!」というサービスを厳選紹介しています。

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