実は6人に1人が流産経験者!?実録・妊娠超初期に起こる「稽留流産」から胎嚢排出までの流れ

昨日のブログで ↓

数日前に、
妊娠8週目で「稽留流産」と診断され
その数日後に確定に至ったことや
それで感じたことなどを書きまして、
たくさんの方から温かいお言葉を頂いたり

 

「実は私も一人目の妊娠で
同じことがあったよ。
その後無事妊娠して
今は元気な子が育っているから
きっとだいじょうぶだよ」

 

など、数名の方から
個別メッセージを頂いたりもしました。

 

実際私も自分が経験するまでは
知らなかったのですが、
流産確率は、
妊娠全体の約15%
実に、6人にひとりの割合で
経験されているようなんですね。

 

中でも「稽留流産」というのは、
お腹の中で、
すでに赤ちゃんが育っていない状態
にもかかわらず、
子宮に留まっている時をさすようです。

その後、
赤ちゃんの入っている袋「胎嚢」
が排出されると流産確定で
「進行流産」と名称が変わるよう。



とまあ、
そんな事がなかなかな確率で
起こりうるとはつゆしらず
6週目で妊娠がわかって

 

「2週間後に心拍確認しますね、
そこで母子手帳も発行になります」

 

なんて言われていたので
ワクワクして検診に行ったら
青天の霹靂な訳です。

 

病院の先生も
気を使ってくださったのでしょう。
ちょっと言いづらそうに
「稽留流産かもしれないですね、、」

 

っていう言葉は耳に入ったんですが
まだこの時点では確定しないので
そこまでそれが何かという
突っ込んだ説明はなかったし
私も一旦状況を整理するまでに
時間が必要だったし。

30分後、家に帰ってくらいから

 

「え、ところで稽留流産てなに?
よくわからないんだけど!?」

 

っていうモードに入るわけです。

 

そこでググりまくるし、調べまくる。
なになに?
これから私の体と
お腹の子はどうなっちゃうんだ!?



病院では
「1週間以内に
たぶんお腹が痛くなります。
生理痛のひどいような感じです。」

 

「しっかりと出血するはずなので
その時に2〜3cmほどのかたまりが出たら
できればこの容器に入れて
持ってきてください。」

 

「もし取れなかったり
トイレに流れたりしたら
無理しないで大丈夫なので」

 

と説明され、
ホルマリン液の入った容器を受け取りました。

 

また、

「妊娠超初期の流産は
母体の行動や父体の何が原因
ということはなく
たまたま確率的に起こりうる
染色体異常なので
防ぎようがないです。
自分の何が悪かったとか
思わないでくださいね。」

 

とも言ってくれました。

 

実際そうなんだろう・・。
ということで

 

「原因は私!?
何が悪かったの!?」

 

とかいらぬことを悩んで
追い詰めても仕方ないので
素直に説明を受け取りました。

 

しかしその時点では
まだ全然お腹も痛くないし、
実感ゼロ。

 

そもそもつわりとかも無かったし、
まだ妊娠の実感すら沸いてないのに
間髪入れずに流産ですとか
実感ゼロすぎる。

 

ひょっとしたらこのまま何事もなく
実は誤診でした・・・
なんてことも・・・

 

と淡い期待を抱いていましたが
3日後くらいに
まずはうっすらと茶色い出血。

 

茶色い出血は
妊娠中にも起こりうると聞いていたので

 

「まだギリセーフ!?」

 

と先細る淡い期待を
なんとか維持しながら
その2日後にはしっかりと真っ赤な出血。

 

「あーこれは言ってた通りになったなー」

と覚悟を決め

 

”2~3cmくらいのかたまり”

がいつ出てくるのか
それがどれほど痛いのか、
どきどきするのでした。



その翌日、
たまたま引っ越し直後だったこともあり
新たにベッドを購入する予定だったので
夫とシモンズの優待セールへ。

 

20%OFFだからかなりのお得期間なので
行かないわけにもいきません。

 

「お腹いたーい
お腹いたーい
いつもの生理痛2日目の3倍くらい痛ーい。」

 

と終始うめきながら
買い物を終えて帰ろうとした矢先に・・・

 

「うわ・・なんか出たっぽい!?」

 

トイレに駆け込み
レバーのような血の塊を確認。

 

次の瞬間、青ざめる・・・

「やばい、病院からもらったホルマリン液
家だわ・・・」

 

この血の塊が赤ちゃんなんだとしたら
銀座の商業ビルのトイレに流すなんて
あまりにも悲しすぎるし、
それに病院にもっていけば
検査とかもできるだろうし。。
なんとしてでも持って帰りたい!

 

カバンの中をあさったところ、
飲み終わりそうなお茶と
マスクを入れてた
ジップロックがあったので

お茶を飲みほしたペットボトルに
ジップロックでガードした手で
血の塊をすくって・・・in

執念のお持ち帰りでした。

 

「あーこれで出ちゃったなあ。
でも自然に排出してくれたら
摘出手術はしなくて
大丈夫って言ってたなあ・・」

 

とか考えながら
一刻も早くペットボトルの中身を
ホルマリン液に移し替えるべく帰宅。

 

しかしそのあともまだまだお腹は痛む・・

 

2時間後、
あんまり食欲ないけど夕食の準備でも・・

 

と思った矢先に

 

「うわっ!!またなんか出てる!!」
「しかもさっきより全然でかい!?」

 

と思ってトイレに駆け込むと、
赤いレバーの塊ではなく
今度は白っぽい感じの塊。
生肉の脂身の塊のような・・

 

その後白っぽい塊が
4時間くらいかけて
2、3回に分けて排出されました。
全部で、
片手分くらいはあったと思います。
2~3cmどころじゃなかったです。

 

多分、銀座のトイレですくったのは
胎嚢じゃなくて、
序章となる血液の塊だったっぽいなと。
実際の胎嚢は後からでた
白っぽいやつだなと確信しました。

 

胎嚢排出後、
あれだけ痛かったお腹が嘘みたいにスッキリ!!
ずっと重かったのが、すごく軽くなりました。
色んなものがリセットされたような爽快感。

 

週明け、
病院にホルマリン漬けを持っていき
改めて流産確定。

今は、
子宮の中に残りの胎嚢があると
次の妊娠に向かえなかったり
子宮の中で菌化する可能性があるので
「子宮収縮剤」
を5日分出されて飲んでいます。

 

強制的に生理の時のように
子宮を収縮させるので
生理痛のような鈍痛。

 

でも、これがすごく痛いと聞いていたので
想像よりは緩やかな腹痛で安心しています。

 

そんなわけで
稽留流産から胎嚢排出までの流れを
詳しく書いてみました。

 

同じような経験をした方が、
情報を必死になって集めている時に
少しでも私の実体験が届いて
「知ること」
で安心材料となれば良いなと願います。

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